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入院中の子どもにスポーツ体験を

NPO法人Being ALIVE Japan

· 2017年度 助成・支援事業紹介

スポーツで人生の力になる青春を届けたい

慢性疾患や難病をはじめ闘病のために長期治療が必要な子どもたちは、日々、検査や治療に一所懸命に取り組んでいます。療養中でも、楽しい時間を過ごしてもらいたい、スポーツを通して、挑戦や勇気、チームワークの大切さを体験してほしい、そしてその先の人生で多様な可能性を切り開く力になる「青春」の経験を届けたいと理事長を務める北野華子さんは考え、NPO法人Being ALIVE Japanを設立。病院の中に「青春」を創出する体験を届ける活動として、Being ALIVE Japanは2015年から東京都世田谷区にある国立成育医療研究センターの院内学級でさまざまな競技のアスリートと協働し、入院治療中の子どもたちにスポーツ活動を届けるTEAMMATES in Hospital(チームメイツインホスピタル)」を提供しています。

北野さんは自身の学童期に長期の療養生活を送った経験から、入院中の子どもたちがスポーツを楽しむ機会を作りたいという思いで、米国で学んだ病児の心理社会的支援(チャイルドケア)を元に活動をスタート。また子どもの身体条件に合わせてスポーツの要素を取り入れたスポーツ・レクリエーション活動を学び、米国で得た知見と実践を当活動に活かしています。

アメリカンフットボールの選手と体験後に、ハイタッチ!

また参加したいから治療を頑張る

1シーズン毎週土曜に7回通い、テニス、サッカー、ゴルフ、バレーボール、ボッチャ、アメリカンフットボール、ラクロスなど、さまざまなスポーツ体験を行います。活動への参加者は、入院中の子どもたちとその家族、院内学級の先生、保育士、病院によっては、医師や看護師など、子どもを取り巻くすべての人が対象。子どもたちははじめは緊張して笑顔が少なかったり、日頃はいろいろなことが制限されているため、消極的で、スポーツを行うことに戸惑ったりしますが、参加した後には「楽しかった」と笑顔がはじけます。

子どもたちはスポーツ体験によって、自分ができることに気づいたり、できないことを克服しようと工夫をしたり、前向きなチャレンジ精神を身に付けていきます。また、普段交流が少ない同じ病室の子どもともチームメイトや対戦相手になることで交流のきっかけになったり、訪問してくれたアスリートたちに仲間意識や憧れの気持ちをもつこともあります。スポーツを通して得たつながりやさまざまな経験は、子どもたちの自信や日々の生活での目標をつくるきっかけになっています。

「また参加したいから治療を頑張る」という子どもも。子どもたちが前向きに治療に取り組むためには、「治療を頑張る目的」が不可欠。この活動に参加することは、子どもにとって入院生活の中で治療を頑張る理由の一つになります。これは、うまくなること、元気になること、退院することといった、さらに先の大きな目標へつながる第一歩です。

ラクロスのクロスでハイタッチ!

不安が喜び、絆に変わる

アスリートは、こういった子どもとどのように関わればいいのだろうか、どこまで動くことができるのだろうかと、楽しみと共に不安な気持ちも持っています。ところが活動を始め、子どもたちが積極的に身体を動かして心から活動を楽しむ姿を見ると、アスリート自身も活動を楽しみ、選手としての姿勢や在り方を振り返るようになり、競技生活をもっと頑張ろうという気持ちになるといいます。「また子どもたちに会って、活躍を報告したい。」という思いで競技生活に取り組み、そして継続的な訪問につながっています。

「退院後に試合を見に来てくれた子どもがいたのですが、その応援は特別なものでした。これからも活動に参加して、“目標達成のための努力”“チームワークの大切さ”“常にチャレンジをし続ける勇気”を伝えていき、子どもたち自身が、自分が持つ可能性を発見していくきっかけ作りをお手伝いしていきたいです。」とあるバレーボールの選手は語ってくれました。

サッカーのパスをつないでゴールをするには!?

みんなで作戦会議中

今日が終わらなければいいのに!

3月には初めて沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで活動を実施しました。バレーボール体験ではスパイクがうまくいくと「ウーハイサイ!」というかけ声で大盛り上がり。子どもたちからは「今日が終わらなければいいのに!」という言葉が。「この声こそが、私たちの活動が子どもたちの療養生活に与えるインパクトの大きさだと感じました。」と北野さんは話します。

「定期的に病院を訪問し、この活動を通して子どもたちの表情や行動、コミュニケーションが少しずつ変化し、成長する様子をみると、この活動の意味ややりがいを感じます。子どもたちが病気や障害がありながらも自立し、多様な可能性を自ら切り開いていく力を持てるよう、これからも子どもたちとその家族、アスリート、活動を応援してくれる皆さんとともに、たくさんの感動と喜びを病院の中に届けられる活動を目指します。」

プレイが成功したらハイタッチ!

・NPO法人 Being ALIVE Japan

 団体情報はこちら(CANPAN 団体DBへ)

・2017年度 日本財団支援事業(Tooth Fairy)

 スポーツプログラムを病院内学級に届ける活動(TEAMMATES in Hospital)

国内外のアスリートと病院内学級を訪問し、入院中の児童と保護者向けのスポーツプログラムを提供。計31回。延べ約160名程度。

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